最近「AIが仕事を奪う」という話をよく聞きます。
でも、この議論って多くの場合、表面的すぎるんですよね。
僕の考えはシンプルでして、結論としてAIに人間の仕事は奪われます。
でも、それは悪いことではありません。
むしろ、仕事が奪われていく過程で、僕ら人間は「本当の価値はどこにあるのか?」と問われるようになる。ここが本質です。
AIの登場で起きているのは「置き換え」ではなく「選別」

AIは、単純作業の多くを正確に、かつ高速にこなせます。
だから、当然ながら人間がやっていた作業の一部は自動化されます。
ただ、多くの人が勘違いしているのは、「AIが仕事全体を奪う」ことではなく、実際は 仕事の中の“作業部分”だけを切り離している という点です。
これは、飲食店で例えるとわかりやすいかなと。
調理の工程には「仕込み」と「味付け/盛り付け」があります。
- 野菜を切る
- 皿を準備する
- ソースを混ぜる
こういった“仕込み”は誰がやっても結果が同じなので、自動化できます。
でも、
- 店の世界観をつくる
- 料理をどんなストーリーで提供するか決める
- お客さんの表情や声から好みを読み取って味を調整する
こうした部分は、人間ならではの「意味づくり」の領域です。
上記の例えで言うと、AIが奪うのは「仕込み」の部分だけということ。
そして、人間ならではの価値が出せるのは「意味づくり」「ストーリー形成」の部分ですね。
つまり、AIは“仕事を奪う”というより、仕事の本質部分だけを残しているということ。
これは脅威ではなく、むしろチャンスととらえることができます。
なぜAIで不安になるのか?

多くの人は、AIそのものが怖いのではなく、自分の仕事が本質的ではないかもしれないという感覚に危機を覚えるから不安になります。
恋愛で例えるなら、
恋人が「もっと優しい人と出会った」と言って離れていきそうなとき、僕たちは相手ではなく、「自分に魅力が足りなかったのでは?」と不安になります。
AIも同じで、「AIが優秀すぎる」のではなく、「自分のやってきた仕事って、本当に価値あったの?」という問いに不安になっているということですね。
この不安から逃げなければ、人は確実に強くなれます。
なぜなら、“本質的な仕事”に向き合うタイミングが強制的に来たから。
不安になるのは、時代の変化が、僕らに進化を促しているだけだからです。
AIができない“たった3つの領域”を磨けばいい

ここが最も大切な部分です。
AIは優秀ですが、明確にできないことがあります。
それは以下の3つ。
- 経験の文脈化(ストーリー化)
- ゼロから新しい価値を生むこと
- 問いを生み、人と関係性を築くこと
例えば、YouTubeでもブログでも、今は「ただ情報を説明するだけ」では伸びません。
大事なのは、
- 自分の経験をどう文脈化するか
- どんな視点で世界を見ているか
- どんな問いをもって生きているか
この部分です。
■情報が溢れる時代ほど、人間らしさ=視点と物語 が価値になる
AIは膨大な文章を作れても、「あなたの人生」だけは再現できません。
AI時代に強いのは“経験ベースで語れる人。
いわゆる「物語のある人」だけが残ります。
逆に言えば、あなた自身の経験を言語化し続ければ、仕事は奪われません。
AIは“敵”ではなく、“拡張ツール”

AIを脅威として見る人は多いですが、実際には「自分の作業時間を増やしてくれるアシスタント」です。
AIが作業を肩代わりしてくれる分、人はもっと意味づくり・価値づくりに集中できます。
たとえば「車」が出てきた時代。
徒歩で移動する仕事は減りましたが、移動距離が伸びたことで新しい商売が生まれました。
タクシーとか、長距離トラックなどの、送迎・物流系の仕事がそうです。
AIもこれと同じ。
ChatGPTができて、“文章を書く作業”は一部消えました。
でも同時に、
- AIを使った企画
- AIを使ったビジネス
- AIの使い方を教える仕事
など、全く新しい市場が生まれています。
■AIは仕事を奪うのではなく、人間の可能性を広げるツール
単純作業が減るほど、人はクリエイティブで“人間らしい仕事”に集中できます。
いつの時代もそうですが、新しい技術は敵ではありません。
ただ道具が進化しただけのことです。
そして、それに合わせて僕たちが変化を要求されているだけです。
未来を悲観する必要はなく、必要なのは“進化への意志”

最後に、これが一番伝えたいことです。
AIの進化は止まりません。
でもそれは脅威ではなく、時代の流れにすぎません。
波が押し寄せてきた時、波に背を向ければ飲み込まれますが、波の方向を見て身を任せれば、むしろ遠くまで運んでくれます。
AIも同じで、拒むより、利用してしまうほうが圧倒的に楽です。
大切なのは、AI時代にどう進化するかという“選択”だけ。
- 経験を語る
- 問いをつくる
- 人と協働する
- 新しい価値を生む
こうした領域に舵を切れば、AIは脅威ではなく、むしろ人生の味方になります。
仕事は奪われる。でも、それは“本質に近づくための通過点”

AIは仕事を奪います。
でも奪うのは“作業”だけ。
残されるのは、人間だからこそできる「意味づくり」の領域。
つまり、仕事が奪われるほど、人間特有の価値が際立つ時代が来ている。
僕らに必要なのは恐れることではなく、AIにできないことを淡々と磨き続けることだけです。
そしてそれこそが、AI時代に最も強く生きるための、シンプルで本質的な答えだと思います。
■AIが拡張すればしただけ、人間性を強く求められるという皮肉
でもそういう時代なだけなので、僕も日々自分にできることを磨いて、サバイバルしていくのみです。
やることはシンプルだし、本質的な部分では何も変わりませんね。
あなたはAIを敵とみなして、愚痴を言う側に回りますか?
それとも、AI時代に適応して生き残りますか?
すべてはあなた次第です。
