最近なにかと話題の闇バイト強盗の話。
夜中に自宅に侵入し、いきなり恫喝したり、暴行を加え、金銭をかすめ取っていくというアレです。
しかも実行犯がまだ未来ある20代の若者が中心とか…。
世も末ですね。
実行犯が若い人中心なのは、インターネットの求人サイトやSNS経由で募集をかけているからで、
「軽作業!1日で手取り10万円稼げます!!」
みたいな、どう見ても怪しい求人に応募するらしい。
ネット黎明期ならともかく、今どきこんな釣り丸出しの求人に引っかかるやついるのか…?
でもまぁ被害が多発してるってことは、応募するやつはたくさんいるんでしょうね。
第一印象としては、とにかく被害にあった人はかわいそうだよね、ということ。
真面目に生きてきた人が、こんなどうしようもない人間に襲われて、大切なお金や命を奪われるとか、やるせなさすぎる…。
10万円かそこらの金銭と引き換えに、自分の未来を台無しにするような実行犯の奴らもどうしようもないバカだし…、なんかもう色々と救いのない事件ですね。
まぁ別に闇バイトに手を出すような連中のことなんか興味もないし、どうでもいいけど。
止めろと言われてもやる奴はやるわけだし。
考えなくてはいけないのは、自分自身が被害に合わない方法を考えておくことだけ。
どんな人が狙われる?
どういう基準で襲う家を選んでるのかはわからないけど、普通はお金を持ってそうな家を狙うよね。
明らかにお金の無さそうな家は狙わないハズ。
でも家が多少みすぼらしくても、タンス預金は何千万円みたいな人もいるかもしれないし、家の外観は特に関係ないのかな?
指示役と呼ばれるリーダー的な存在がいるみたいだから、さすがに適当ってことはないと思う。
「お金持ちリスト」みたいなのがあって、そこから襲いやすそうな家を狙ってると考えるのが自然。
なんらかのアンケートで金融資産額を答えちゃったとか、Twitterで資産の自慢をしたとか、そんなとこからリストを作られてるっぽいですよね。
だから闇バイトに狙われないためには、そもそも論として、お金を持ってる話を他人にしないこと。
これが第一だと思う。
もちろん、
- SNSで資産についてつぶやく
- 証券口座のスクショをSNSにアップする
- 街頭アンケートなどで資産額を書く
- 銀行や証券会社で資産の話をする
このあたり、基本的に全部ダメ!!
誰から、そしてどこから情報が漏れてるかわからない以上、すべて疑ったほうがいい。
古典的だけど「沈黙は金」ってことですね。
万が一狙われたらどうする?
夜中に寝込んでいるところを若いやつら3,4人に襲われるんだから、年配の人じゃなくても反撃はほぼ無理。
多少、格闘技やスポーツをかじっていたとしても、寝起きに暗い部屋で男3人につかみかかられたら何もできないでしょう。
それに、包丁・スタンガン・バットなどの武器を用意するのも意味がない。
侵入してきた強盗達に、起こされる前に枕元に置いてあるスタンガンとか拾われちゃうかもしれないから。
そんなことになったら、逆に相手の攻撃力を上げるだけです。
「イヤイヤイヤイヤイヤ、強盗に入られたんだからすぐ警察呼べばいいだろ!」
と思ったアナタ。想像してみて下さい。
夜寝てるときに、いきなり顔や体を殴られて、痛みとともに目を覚ましたら、男3、4人に囲まれて、「金はどこだゴラァ!!」とか怒鳴られているその状態で、
「スミマセン、今警察を呼ぶので少々お待ちください ^_^」
なんて言えるわけないですよね。
基本的に闇バイト強盗は、自宅に入られたその時点で終了だと思ったほうがいい。
トラブルの最中に警察を呼ぶ余裕なんかないに決まってます。
警察に頼れるのは強盗達が去った後だけです。
家にまとまったお金なんか置かなければいい
強盗に入られても、差し出すお金がなければ金銭的な被害には合わない。
そりゃそうだ。無い袖は振れない。
けど、そう単純な話ではないのが、この闇バイト強盗のおっかないところだと思う。
なぜか?
実行犯には頭が弱い子をそろえているから
ニュースの情報をもとに考えるに、彼らには「普通はそんなことしないよね?」っていう常識がないように見えるんですよね。
ある闇バイト絡みの事件では、実行犯の一人は侵入してから10時間以上現場に留まり続けたとか…。
イヤイヤイヤイヤイヤイヤ!おかしい!おかしい!
普通、犯人は犯行現場からは早く逃れたいと思うのが一般的じゃない?
その場に10時間留まるってどーゆーこと?
それに別の事件では、90歳近いお婆さんを死ぬまで殴って拷問したとか…。
仮にそのお婆さんがとんでもない極悪人で殴り殺しても構わなかったとしても、普通の感覚だとそんなことできないと思うんですよね。
だからまぁ、闇バイトなんかに応募している時点でお察しではあるんだけど、この子達は基本ちょっと頭が弱い。
それプラス、ヒューマニズムが欠如してるっていうか…、うまく表現できないけど「無垢な悪意」「ピュアな小悪党」みたいな、そんな印象を受けるんですよね…。
幼いって言うのかな…、後先の事を何も考えていない、まるで子供みたいな感じ。
「目の前におやつがあるから食べました。誰のかは知らんけど。」
くらいの感覚で犯行に及んでる気がする。
もしかしたら、犯罪をおかしてるって意識すらないのかも。
指示役「あの家行って、ジジイいるからそいつを殴って、金取ってきて!」
実行犯「ハーイ^_^」
実行犯「1,000万円ゲットしてきました^_^」
指示役「おー!やるやん!でかした! そしたら今日は頑張ってくれたから特別ボーナスとして20万円やるわ!」
実行犯「まじすか!? やったー^_^」
指示役「ちな、また今度また頼んでいい?」
実行犯「いっすよ!ニートで暇だしパチよりこっちのがコスパいいんで^_^」
指示役「したらまたなんか情報入ったらラインすっから、そんときは頼むね〜、今日は乙乙〜」
実行犯「うぃ〜す、乙で〜す^_^」
これくらいライトな感覚で犯行に及んでるというか、なんかこう悪意のない奴らっぽく見えるんですよね。
でもそういう人間が闇バイトに応募し、実行犯として強盗に及んでいるところに、この事件の本当の恐ろしさがあるのかなと…。
闇バイトに対する防衛術
だいぶ話がそれましたが、ここからが本題。
戸締りをちゃんとしても、窓を割られて侵入されるし、道具を使えばドアだって破られる。
武器も警察も護身術も意味がない。
入られたらそこで終わり。
だからといって、家のドアを鉄の扉にしたり、窓に鉄格子をはめるわけにもいかない。
そうなるとやっぱり警備会社とかに頼るのが最善策だと思う。
※警備会社とは、いわゆるホームセキュリティ会社のことです。有名どころだと「セコム」とか「アルソック」とかですね。
警備会社に自宅の窓やドアに防犯センサーやブザー装置なんかを設置してもらう。
万が一強盗に侵入されたとしても、センサーが反応して、自動的に警備会社の人達が数分でかけつけてくれる。
これなら(強盗に入られるのはもちろん怖いけど)、数分間の恐怖と痛みに耐えれば、財産や命は守れる。
このあたりが、身を守る側としての落とし所じゃないですかね。
警備会社ってどんな感じ?
試しに「セコム」と「アルソック」のホームページを見てみたけど、思ったより防犯に関して様々なプランが提案されてるなという印象。
強盗だけでなく、
- お子さんや高齢者の方の見守りサービス
- 女性のストーカー被害の対策・防犯
- ガス漏れ、火災の検知
など多種多様なラインナップ。
料金はプランによるけど、月々3,000〜5,000円の間くらい。
思ったよりリーズナブル。
まぁ今は闇バイトの話をしてるので、強盗対策の部分はどうなってるかを見てみると、
- 窓やドアにセンサーを設置
- 侵入を感知したらすぐに警備員が駆けつけてくれる◀これ重要!!
この2つはちゃんとサービスとしてやってくれるみたい。
命と財産を守るための必要経費
まぁ自分のところに来る確率は極めて低いであろう闇バイトの連中に対して、毎月これだけのお金を払うのはもったいないとは思う。
思うけど、万が一そんなことで大事なお金や、たった一つしかない命を失うのはもっともったいない。
タンス預金みたいに家に大きなお金を置かないことが一番だけど、お金がなくても数時間もの間、犯行現場から出ていかないような普通じゃない奴らが相手なんだから、これくらいの防犯意識は必要。
ある程度の資産を持つ年配の方は、もう当然のこととして警備会社を頼らなければならない時代だということですね。
世知辛いけど仕方ないです。
闇バイトに対する防衛術まとめ
- 他人にお金を持ってる話をしない
- SNSで口座のスクショをアップしない
- 余裕があるなら警備会社を検討してみる
この記事を読んでいる方で、ある程度の資産をお持ちの方は、一度警備会社のホームページに目を通しておいて損はないかなと思います。
または、一人暮らしの親御さんがいらっしゃるという方も不安なら勧めてあげて下さい。
僕も将来、お金持ちになれたら実践します。