【ステーキングとは?】年利・リスク・おすすめ通貨を徹底比較

ステーキングってそもそも何?

「暗号資産を預けておくだけで増える」
「利息みたいなものって本当?」

そんな声が増えてきた今、注目されているのが ステーキング(Staking) という仕組みです。

簡単に言うと――

暗号資産をネットワークに預けることで報酬がもらえる仕組み

銀行の“定期預金”に少し似ていますが、暗号資産ならではの報酬(ステーキング報酬)が受け取れるのが特徴です。


目次

ステーキングの仕組みをざっくり説明

ステーキングは、ブロックチェーンの運営に参加する代わりに報酬をもらう仕組みです。

  • 対応通貨を一定量預ける
  • ネットワークの承認作業に貢献
  • お礼として暗号資産がもらえる(報酬)

これは Proof of Stake(PoS) という仕組みを採用している通貨で可能です。

たとえば、

  • ETH(イーサリアム)
  • ADA(カルダノ)
  • SOL(ソラナ)
  • DOT(ポルカドット)

などが対応しています。


ステーキングのメリット

1. 預けておくだけで報酬が入る

売買しなくても“保有しているだけ”で増える仕組み。
長期保有者にとっては嬉しい制度です。

2. 年利が比較的高い

銘柄によりますが、年利3〜15%ほどのものもあります。
銀行の預金金利とは比べものにならないレベル。

3. 自動・放置でOK

基本的に、設定さえすればあとは“ほったらかし”で報酬が発生します。


ステーキングのリスク

当然ながら「ノーリスク」ではありません。
代表的なリスクをチェックしておきましょう。

1. 価格変動リスク

報酬が増えても、その通貨自体の価格が下がれば 資産全体は減る可能性あり

例:年利5%で増えても、価格が▲20%下落したらトータルはマイナス。

2. ロック期間(引き出せない期間)がある

通貨によっては「預けたら一定期間引き出せない」という場合があります。
→ 急に売りたくなっても動かせないことも。

3. スラッシングリスク(ネットワーク罰則)

ステーキング先(バリデータ)の不正行為などで、一部資産が減る可能性があります。
→ 信頼できるステーキングサービスを選ぶことが大事。

4. 取引所破綻リスク

取引所でステーキングしている場合、その取引所が倒産したら資産を失う可能性もあります。


年利(APY)の目安と主なステーキング通貨

通貨年利目安特徴
ETH(イーサリアム)約3〜5%世界2位の暗号資産・長期安定性◎
ADA(カルダノ)約3〜5%手数料も低く、初心者向け
SOL(ソラナ)約6〜8%高速チェーン・成長性あり
DOT(ポルカドット)約10%前後Web3インフラ銘柄・高利回り
ATOM(コスモス)約15%前後ブロックチェーン連携プロジェクト

※年利は変動します


ステーキングのやり方

やり方は大きく2パターンあります。

① 国内/海外取引所でステーキング

✅ 簡単・初心者向け
❌ 取引所リスクあり

例:GMOコイン / Bitbank / Binance など

② 自分のウォレットでステーキング

✅ 資産を自分で管理できる
❌ 設定・運用はやや難しめ

例:Ledger / MetaMask / Daedalus など


初心者におすすめの始め方

まずは国内取引所のステーキングから始めるのが安心

  • 設定がかんたん
  • 日本語サポートあり
  • 税金計算もしやすい

「慣れてきたらハードウェアウォレットで自己管理」というステップアップもOK。


まとめ:ステーキングは“増やす”というより“育てる”資産運用

ステーキングは、「売買で利益を狙う投資」とは少し違い、

“資産を寝かせながら育てる”タイプの運用方法 です。

  • コツコツ保有したい人
  • 長期目線で投資したい人
  • 暗号資産で“利回り”を取りたい人

こんな人にピッタリの手法です。

ただし、

  • 通貨価格の下落
  • ロック期間
  • ステーキングサービスの信用性

これらを理解していないと「報酬より損失のほうが大きい…」という結果にもなりかねません。

“利回りだけで選ばない”
これがステーキングで失敗しないための一番のポイントです。

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