暗号資産の積立投資はドルコスト平均法でリスクを減らせ【初心者向け】

「一括で買うのは怖い…」そんな人に向いているのが“積立投資”

暗号資産(仮想通貨)を買ってみたいけど、「今買うべき?それとも下がるまで待つべき?」と悩んだ経験はありませんか?

そんなときに役立つのが、積立投資という方法です。
毎月(または毎週)一定額ずつコツコツ買うことで、値動きの激しさ=リスクをならすことができます。

この積立投資の代表的な方法が、
ドルコスト平均法(Dollar-Cost Averaging)です。


目次

ドルコスト平均法とは?かんたんに言うと…

価格が高いときは少なく、安いときは多く買う」という仕組みで、購入価格を平均化する投資方法。

つまり、「安いときに多く買えて、高いときに少なくなる」ので、結果的に買うタイミングの失敗を防げるんです。

イメージ的には、こんな感じ

価格毎月1万円ずつ買った場合買えた量
1月50万円1万円0.0020 BTC
2月40万円1万円0.0025 BTC
3月30万円1万円0.0033 BTC

➡ 同じ1万円でも、価格が安いほど多くのBTCを買えている

結果として、購入単価が平均化され、暴落のダメージが減るというわけです。


積立投資が暗号資産に向いている理由

暗号資産は、他の投資商品と比べても値動きが激しいのが特徴。
1日で5%、10%動くことも珍しくありません。

だからこそ、

  • 「いつ買えばいいかわからない…」
  • 「下がるのが怖くて買えない…」

という人が多いんです。

そんな不安を解決してくれるのが積立投資。

  1. タイミングを悩まなくていい
  2. 自動で投資できるので継続しやすい
  3. 暴落も“チャンス”に変わる(安く多く買える)

積立投資は、“感情を排除した投資”という意味でも暗号資産購入に向いているやり方と言えます。


積立投資に向いている暗号資産は?

積立の対象として多く選ばれるのは、

  • ビットコイン(BTC) … 時価総額No.1・長期保有向き
  • イーサリアム(ETH) … Web3/NFT/DeFiの基盤として将来性あり

逆に、短期的に流行っているだけのマイナー通貨は、積立投資には向きません(値がつかなくなるリスクもあるため)。


積立投資のはじめ方(国内取引所の場合)

多くの国内取引所では、毎日・毎週・毎月の自動積立機能が用意されています。
やり方はカンタン。

  • 取引所の口座を作る
  • 日本円を入金
  • 「積立設定」を選ぶ
  • 毎月の金額と通貨を指定
  • あとは放置でOK!

対応している取引所の例は下記の通り。

  • Coincheck(コインチェックつみたて)
  • bitFlyer(かんたん積立)
  • GMOコイン(つみたて暗号資産)

取引量の多さからみて、コインチェックかビットフライヤーを選んでおけば間違いはありません。


積立投資の注意点

積立は万能ではありません。
次のポイントも覚えておきましょう。

⚠️ 価格が必ず上がるとは限らない
⚠️ 手数料が割高な取引所もある
⚠️ 税金の扱いは“売却時”に発生(利益=課税)

こういったことがあるので、始めるときは、

  • 余剰資金で少額から
  • ビットコインかイーサリアムのみ
  • 超長期保有を前提にした投資

この3つは守ってください。

逆に言えば、この3つを遵守して長期で運用すれば失敗するリスクは限りなくゼロに近づいていきます。


まとめ:積立は“勝つための方法”ではなく“負けにくくする方法”

積立投資は、「短期で一発当てたい人」には向きません。
でも、「長期でコツコツ育てたい人」には最高の武器になります。

ドルコスト平均法は、

“未来を信じて続けた人が報われる投資法”

焦らず、欲張らず、じっくり続けること。
それが、暗号資産投資で後悔しないための一番の近道です。

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