■AIは“情報整理”だけでなく“発想拡張”にも使える
「AIは答えを返すだけ」と思われがちですが、実はアイデア創出パートナーとして使うと真価を発揮します。
- 企画会議
- ブログテーマ
- 商品開発
- 研究アイデア
- デザイン案
など、多様なシーンで発想を広げて整理する力があります。
この記事では、ChatGPTで斬新なアイデアを生み出すテクニックを紹介していきます。
アイデア出しに向くChatGPTの特性

まずChatGPTの特性だけパパっと確認。
1. 組み合わせ思考が得意
異なる概念を接続して新しいコンセプトを提示できます。
2. 視点の切り替えが速い
専門家・初心者・顧客など立場変更が即可能。
3. 膨大な例示力
「例を100個」なども疲れず提示。
アイデア発想に必要な量→整理→絞り込みのサイクルが高速化されます。
ChatGPTで斬新なアイデアを生み出すテクニック

テクニックは7つあって、以下の通り。
- 発散(ブレスト)を真っ先に行う
- 視点変更を指示して拡張する
- 制約を付けてアイデアを磨く
- 発散→収束の2段階で整理する
- 組み合わせて“新概念”にする
- 人格設定でアイデアの質を高める
- アイデアへの“深掘り質問”を繰り返す
この7つを極めれば、AIを使った作業効率が爆上がりします。
それぞれ深掘りしていきますね。
テクニック①:発散(ブレスト)を真っ先に行う
まずは数を出すことに専念します。
■サンプルプロンプト
「〇〇をテーマに、全く異なる方向性のアイデアを20個提示してください。ジャンルは問いません。」
ここで質ではなく量の確保が目的です。
テクニック②:視点変更を指示して拡張する
1つのテーマでも視点を切り替えるだけで発想は大きく変化します。
■指示例
- 顧客視点
- 競合視点
- 編集者視点
- 10代視点
- シニア視点
■サンプルプロンプト
「同じテーマで、10代/30代/60代の視点でそれぞれ3案ずつ提示してください。」
テクニック③:制約を付けてアイデアを磨く
制約は創造性を狭めるものではなく、焦点を明確にするフィルターです。
■指示例
- 低予算で
- 3か月で実行可能
- 大学生向け
- 失敗リスク最小で
■サンプルプロンプト
「〇〇の新企画案を、低予算かつ3か月以内で実施可能な形で10案提示してください。」
テクニック④:発散→収束の2段階で整理する
出したアイデアは評価軸をもとに整理します。
■評価軸例
- 実現性
- 予算
- 独自性
- 社会性
■サンプルプロンプト
「先ほどのアイデアを実現性の高い順に並び替え、上位5案だけを残してください。」
テクニック⑤:組み合わせて“新概念”にする
ChatGPTの最強機能は、異質な要素の結合による再発明です。
■サンプルプロンプト
「〇〇と△△を掛け合わせた全く新しい企画案を10個提示してください。」
組み合わせは、AI発想の「飛躍」領域です。
テクニック⑥:人格設定でアイデアの質を高める
発想段階でも人格設定は非常に有効。
■指示例
- あなたは広告プランナーです
- あなたは商品開発の専門家です
人格で視点と語彙が固定され、専門性が増したアイデアになります。
テクニック⑦:アイデアへの“深掘り質問”を繰り返す
一度出た案に対して問いを深掘りすると、質が向上。
■サンプル質問
- 「導入時のリスクと解消策は?」
- 「このアイデアが他社と差別化できるポイントは?」
まとめ:ChatGPTは“共同発想パートナー”

ChatGPTはただ答えるだけの存在ではなく、 発想を拡張し整理し磨くための創造ツールです。
- 発散(量)
- 視点変更
- 制約設定
- 組み合わせ
- 収束(評価)
この流れで使えば、AIは単なる検索や文章生成ではなく、 創造過程の本質的パートナーとなります。
アイデア出しに迷った瞬間こそ、ChatGPTの出番です。
この記事であげたサンプルをうまく使って、日常の仕事や勉強に役立ててください。
