■ウォレット選びで確認したいポイント
スマホウォレットを選ぶ際、チェックしておきたいポイントは以下の通り。
- 自分の秘密鍵・リカバリーフレーズを管理できるか
- 日本語対応・UIが使いやすいか
- 入出金・送金・アプリ内スワップなど基本機能が充実しているか
- セキュリティ(2段階認証・生体認証・ハードウェア連携など)
- 対応通貨数・将来の拡張性
これらを基準に、スマホで使いやすく信頼できるウォレットを3つ紹介します。
目次
おすすめウォレット1:MetaMask(メタマスク)

特徴
- ブラウザ拡張・スマホアプリともに展開されており、スマホだけで使える
- Ethereum系(ERC-20/ERC-721)に強く、DAppやNFTと直結
- 日本語対応済みで操作がわかりやすく、初心者でも使いやすい設計
使いやすさ・機能面
- 受け取り・送金・スワップ・ウォレット接続など、スマホ完結
- 操作画面も直感的で、「取引所からウォレットへ」移行したい人におすすめ
注意点・セキュリティ
- 秘密回復フレーズ(リカバリーフレーズ)を必ず自分でオフライン保管する必要あり
- スマホだけの保管はリスクもあるため、資金量が増えたらハードウェアウォレットとの併用も検討
- DApp接続時に「どの権限を与えるか」を確認し、不要な承認は避けること
おすすめウォレット2:Trust Wallet(トラストウォレット)

特徴
- Binance グループが公式にサポートしているスマホ専用ウォレット
- マルチチェーン対応(Ethereum, BSC, Polygon, Solanaなど多数)なので、様々な暗号資産を扱いたい人に向いています
- 内蔵ブラウザでDAppに直接アクセス可能
使いやすさ・機能面
- スマホアプリだけで完結:インストール、ウォレット作成、送金、受取がすぐにできる
- 取扱通貨数も非常に多く、初心者でも将来的に幅を広げやすい
- UIがシンプルで、初心者でも「どこに何があるか」が分かりやすい
注意点・セキュリティ
- スマホ管理なので、端末紛失・ウイルス・マルウェアへの対策が必要
- DAppブラウザからの接続は便利ですが、信頼できるサービスかの確認が重要
- ステーキングやスワップ機能を使う際、手数料・流動性に注意
おすすめウォレット3:Coinomi(コイノミ)

特徴
- 設立が2014年と古く、数多くの通貨・トークンに対応(1,700以上とも言われる)
- プライバシー重視の設計で、メールアドレスの登録が不要。匿名性を保ちたい人に人気
- スマホ(iOS/Android)で利用可能、UIも比較的シンプル
使いやすさ・機能面
- スワップ機能搭載で、ウォレット内で暗号資産の交換も可能
- 多くのチェーン・トークンに対応しており、「色々な通貨に触れたい」人に適しています
- 管理がしやすく、シンプルな操作画面が初心者にも安心
注意点・セキュリティ
- サポート対応(日本語)が十分とは言えないため、不明点は英語マニュアルで確認が必要な場合あり
- 多機能ゆえに、初心者が誤操作しないように「何をするか」を理解してから使うのがおすすめ
- 秘密鍵・リカバリーフレーズは必ずオフライン保管
まとめ:スマホウォレットは「利便性」と「分散保管」で選ぼう

スマホウォレットは、
- どこでも資産を確認・移動できる手軽さ
- DApp・スワップ機能など“使える通貨”へのアクセス
という点で非常に便利です。
ただし、利便性にはリスクも伴うため、「スマホだけで完結」ではなく、バックアップ戦略(ハードウェア併用など)を組むのが安心です。
■初心者へのおすすめスタイル
- 少額の暗号資産:スマホウォレットで管理
- 増えてきた資産・長期保管:ハードウェアウォレットへ移す
- DApp・スワップを試したい:Trust WalletまたはCoinomiで気軽にチャレンジ
このように、用途に応じてウォレットを使い分けるのが現実的で安全なスタイルです。
まずは紹介した3つの中から1つをインストールして、少額で“自分のウォレット”体験を始めてみましょう!
