■「また暗号資産のバブルは来るの?」という疑問に答えるなら…
- バブルは周期的に起きている
- ただし“必ず起きる”とは言い切れない
- しかし「周期性が濃厚」なのは事実
…というのが現実です。
バブルが“完全にランダム”ではない理由、それが「半減期サイクル」と「投資マネー循環」という構造にあります。
暗号資産の「バブル周期」は約4年ペース

ビットコイン誕生以来、大きな価格バブルは ほぼ4年おき に来ています。
| 年 | 出来事 | 価格の変化 |
|---|---|---|
| 2013 | 初の大バブル | 約1万円 → 12万円 |
| 2017 | 第2バブル(ICOブーム) | 約10万円 → 230万円 |
| 2021 | 第3バブル(DeFi・NFTブーム) | 約80万円 → 780万円 |
■どれも「急騰 → 過熱 → 暴落 →調整 →再成長」という流れを繰り返しています。
なぜ4年周期なのか?ビットコインの“半減期”が鍵

ビットコインには、4年ごとに採掘報酬が半分になる仕組みがあります。
いわゆる半減期と呼ばれるものですね。
| 半減期年 | 半減後~1年以内に起きたこと |
|---|---|
| 2012年 | 2013年バブル |
| 2016年 | 2017年バブル |
| 2020年 | 2021年バブル |
| 2024年 | …次は? |
順番的には、
- 半減期がくる
- 新規供給が減る
- 希少性が上がる
- 需要と価格が上がりやすくなる
というサイクルが過去3回続いています。
じゃあ次のバブルは「いつ」なのか?

2024年に半減期がありました。
過去の傾向を単純に当てはめると、「半減期 → バブル開始までの期間 」は、
- 2012 → 1年後
- 2016 → 1年後
- 2020 → 1年後
だったので、この法則が続くなら、次のピークは 2025年〜2026年に来る可能性が高いといえます。
未来予測シナリオ(可能性ベース)

具体的にどういったシナリオが想定されるのか?
強気・中立・弱気の3つに分けて考えてみます。
強気シナリオ
- ETF承認・実需採用が追い風に
- 再び“暗号資産全体への資金流入”が始まる
- 過去最高値更新の可能性あり
■ビットコインがETF承認されれば、資金が流れてくるのは明白なので、この筋は可能性が高そうです。
中立シナリオ
- 需要が伸びるが規制リスクで成長が抑えられる
- 局所的なミニバブルが複数発生
- 上昇しても2021年の高値付近で止まる可能性
■暗号資産のルールが、必ずしも投資家にとって良いものかどうかはわかりません。
弱気シナリオ
- 半減期&ETFの材料が“織り込み済み”扱い
- マクロ経済悪化(利上げ・不況)で資金がリスク資産に来ず
- 「バブルせず横ばい or 緩やか上昇」で終わる
■半減期という言葉も一般化しましたし、すでに価格に織り込まれてる可能性は否めませんね。
過去に“周期崩壊”しなかったのはなぜ?

- 暗号資産市場はまだ“成長産業段階”だから
- 市場の8〜9割が投機で動いているため
- 投資家心理・資金流入がバブルを自動循環させてきたから
- 「半減期」という需給イベントが存在するため
つまり…
■株式や金より “値段が心理で動く市場” だからこそ周期性が顕著に現れてきたということですね。
「バブルを狙う初心者」がやりがちな失敗

株でもなんでもそうですが、失敗するパターンはだいたい決まってます。
- バブルが始まってから“全力で買う”
- SNSで騒がれた直後に飛び乗る
- “売るタイミング”を考えない
- 「次も確実に同じ周期が来る」と思い込む
- アルトコインだけを狙って爆死する
正解はこれ。
「バブル前の調整期にコツコツ買い、ピーク前に売る」
…言うのは簡単、やるのは難しいですが“戦略として理解しておく”だけでも差が出ます。
まとめ:バブルは“読むもの”ではなく“準備するもの”

暗号資産投資には、以下のような特徴があります。
- 上がる時は“全員が知るほど上がる”
- 落ちる時は“誰も止められないほど落ちる”
だからこそ、
バブルを当てるより、バブルが来た時に “すでに資産を持っている” 状態にすることが重要なんです。
そのために必要なのは、
- 少額でも積立を始める
- ニュースに踊らされない
- 周期性を“絶対視しない”
- 必ず出口戦略を考えておく
この4つです。
■未来は誰にも読めません
だからこそ「準備できる人」と「後で知って後悔する人」で確実に結果は分かれます。
ですので、常にアンテナを張り巡らせ、情報を集め、少額でコツコツと準備して、勝てる側の人になりましょう。
