■「儲かる人もいるけど、誰でも儲かるわけじゃない」
NFT(非代替性トークン)は、
- 数百万〜数億円で取引される作品がある
- 個人クリエイターでも売れる時代になった
- コレクション・ゲーム・メタバースなど用途が拡大中
…という魅力的な世界ですが、
「NFT=買えば儲かる」は完全な誤解です。
むしろ 初心者が“知らずに突っ込んで失敗する”ケースが多い世界 でもあります。
だからこそこの記事では、
- NFT投資のリアルな成功事例
- 初心者がハマりやすい落とし穴
- 「どうすれば損しにくいのか?」という具体策
この3点を中心に、わかりやすく整理していきます。
NFT投資で実際に「儲かった」成功事例

事例1:BAYC(Bored Ape Yacht Club)
- 発売当初:約2万円
- 2022年ピーク時:4000万円超
- セレブや企業が購入し価格が爆上がり
→ “NFT=デジタルのステータスシンボル” として価値が跳ね上がった代表例。
事例2:CryptoPunks
- 2017年に無料配布 → 数年後に数千万円で取引
- 2021年には1億円超の取引も発生
→「早期参加で資産化」というNFTドリームの象徴。
事例3:国内クリエイター・Shinsei Galverse
- 日本人クリエイターが制作したNFTコレクション
- 海外コミュニティに評価され、販売後に価格が急騰
→「個人でも世界で評価される」というNFT市場の可能性を証明。
■成功例に共通するポイント
- 「投機」ではなく「コミュニティ・文化価値」がある
- SNS・ファンベースが強い
- 運営が継続的にプロジェクトを育てている
NFT投資で初心者がハマりやすい落とし穴

1. 「価格が上がる」と思い込んで買う
NFTは株と違い“企業価値”がありません。
なので、明確な価値判断が難しい+値下がりも普通にありえます。
2. 詐欺・偽物が大量に出回っている
■よくあるパターン
- 偽物コレクション
- 本物そっくりのOpenSeaページ
- コネクト詐欺(ウォレットをつないだ瞬間盗まれる)
3. 売れないNFTを買って“資産凍結”
→ NFTは「売りたい時に売れない」=買い手がいなければ紙くずと同じ
4. ガス代(手数料)が高くて利益が消える
→ ETHチェーンで売買するだけで数千円かかることも
5. 税金を知らずに“後から爆死”
→ NFTも暗号資産と同じく「利益に課税」。
しかも取引履歴集計が超めんどくさい。
NFT投資で「損しにくくなるための5つのコツ」

■①プロジェクトを“価格”ではなく“運営の姿勢”で見る
→ SNS・Discord・開発ロードマップを確認
■②「有名人が買ったから」と飛びつかない
→ 特にインフルエンサー案件は“出口が早い”ことが多い
■③一次販売(ミント)で買うチャンスを狙う
→ 初期価格で買える=リスク軽減
■④取引量(流動性)があるNFTを選ぶ
→ 「買う人がいないNFT」は売れない=損失確定
■⑤詐欺対策は徹底する
- 公式リンク以外踏まない
- DMで送られてくるURLは100%詐欺
- ウォレットはできればハードウェアを使う
「NFTで稼ぐ」のは実は買う側だけではない
| 稼ぎ方 | 内容 |
|---|---|
| 売買で利益 | 安く買って高く売る |
| 自作して販売 | クリエイター収益 |
| NFTゲームで稼ぐ | Play to Earn系 |
| ステーキング・貸出型NFT | 保有で報酬 |
買うだけがNFT投資ではありません。
“プレイヤー側”になる方が安定するケースも多いです。難易度は高いですが。
NFT投資に向いている人・向いていない人
| タイプ | 判定 |
|---|---|
| コレクション要素が好き | ◎ |
| コミュニティ参加が苦じゃない | ◎ |
| 長期目線でリスクを許容できる | ◎ |
| 値段だけで判断したい人 | × |
| すぐに現金化したい人 | × |
まとめ:「NFTは“投資”というより“参加型資産”に近い」

NFTは、値上がり益だけでなく、文化・アート・コミュニティ価値が混ざった“新しい資産”と言えます。
だからこそ、
- 情報とコミュニティを追える人 → チャンスがある
- なんとなく話題だから買う人 → ほぼ失敗する
NFTは「投資対象」というより、
“ネット上のブランドや価値を早期に発見する力”が試される市場 です。
ですので、いきなり高額NFTを買うより、まずは少額or無料配布のNFTから慣れるのが安全です。
