【数学】青チャートはいつから始めていつまでに終わらせればいいのか?

受験生

「数学の解法暗記で青チャートを使おうと思っているのですが、いつから始めて、いつ頃までに終わらせればいいのでしょうか?」

こういった悩みにお答えします。

  • 本記事の内容
  • 青チャートはいつから始めるべきか?
  • 青チャートはいつまでに終わらせるべきか?
  • 青チャートは今すぐ始めよう!

大学受験数学の解法暗記において、もっともメジャーな網羅型問題集である青チャート

学校指定の教材として持っている人も多いと思います。

見たことのある人ならわかりますが、とても分厚く、内容もかなりハードです。

受験数学の中でも、時間・分量共にかなりのウエイトを占める教材ですが、

  • いつから手を付ければ良いのか?
  • いつ頃までに終わらせれば良いのか?

この2点を理由といっしょに解説してまいります。

※この記事では、具体例として青チャートの話をしていますが「黄チャート」や「Focus Gold」を使っている人も同じように読んでもらって大丈夫です。

目次

青チャートはいつから始めるべきか?

今!!

今すぐです!!

早ければ早いほど良い!!

遅くなれば遅くなるほどキツくなります!

※具体的にいつから始めるべきかは、下の方で解説します。

青チャートを今すぐ始めなければならない理由:その1「量が膨大」

青チャートを持っている方ならわかると思いますが、コレかなり分厚いですよね。

例題の数も物凄く多いです。

青チャートの例題数
  • 数学ⅠA:350題
  • 数学ⅡB:420題
  • 数学Ⅲ:293題
  • 合計:1063題

例題だけでもこれだけの量になりますし、練習問題、exercise、総合演習も含めると、ⅠA・ⅡB・Ⅲ合計で3000題近くまで及びます。

「青チャートなんて2、3ヶ月で終わるよ♬」

などと軽く考えてると、間違いなく本番前に自爆します!!

青チャートを今すぐ始めなければならない理由:その2「解法暗記の難しさ」

もう一つ、青チャートの解法暗記を今すぐ始めて欲しい理由は、

数学の解法暗記はとてつもなく難しくて時間がかかるからです。

当たり前の話ですが、英単語1個覚えるのと、数学の解法を1題覚えるのとでは、かかる時間も労力も大変さもまるで別次元です。

数学の方が何倍も何倍も何倍も大変…!

また、時間をかければきちんと暗記できるならそこまで苦労はしませんが、数学は何回読んでも理解できない問題もけっこう存在します。

※本番まで理解できない問題も普通にあります。

その暗記効率の悪さや、1題あたり暗記するのにかかる時間を考えると、

青チャートは今すぐ始めろ!!!

という結論になるのです。

【具体例】青チャートはいつから始めて、いつまでに終わらせるべき?

このへんは人によって状況が違うので、これという正解はありません。

  • 現役生か、浪人生か、社会人受験生か?
  • 高校1年生か、2年生か、3年生か?
  • 帰宅部なのか、部活をやっているのか?
  • 数学が得意か、不得意か?
  • 全教科の国立か、2、3科目の私立か?

また、他の科目の仕上がり具合も考えなくてはいけません。

  • Aさん:夏まで部活動をやっていて、全科目これからやらなくてはいけない人
  • Bさん:高校1年生からコツコツ勉強していたので、数学以外はほぼ終わっている人

この二人を例にとると、Aさんは他の科目の勉強もあるので、数学にばかり時間を割くことはできません。

1日2時間とれればいいほうです。

それと比べて、数学以外ほとんど仕上がっているBさんは、夏以降は数学に全力を尽くせます。

オーバーに言えば数学だけに1日10時間取ることも可能です。

この二人の他にも様々な受験生がいるので、一概には言えませんが、それでも一般論として、いつから始めていつまでに終わらせればいいのかを例示しておきます。

秋以降は二次試験&共通テスト対策をやる必要があるので、その前の8月9月までには解法暗記は済ませておくのがベターです。

  • 数学ⅠA・ⅡBだけ必要な人:770題
  • 数学ⅠA・ⅡB・Ⅲまで必要な人:1063題

解法暗記なので例題に絞って、1日5題ずつ暗記していくとします。

  • 770題÷5題=154日間(約5ヶ月)
  • 1063題÷5題=213日間(約7ヶ月)

もっと頑張って1日10題ずついけるなら、

  • 770題÷10題=77日間(約2.5か月)
  • 1063題÷10題=106日間(約3.5か月)

大学受験に必要な解法パターン数を、毎日覚える量で割る。

その日数を8月末から逆算すると、各自のスタートラインが見えてくるはずです。

上記の例は、あくまでも暗記に使う日数のみです。

実際は、これに復習の時間も必要になってきます。

ですので、個人的には、どんな人でもどんな状況であっても、春先から始めないと間に合わないとは思います。

たぶん計画どおりには進みません

高校生・浪人生くらいの年齢の方なら、もう知っていると思いますが、物事というのは大体計画どおりには進みません。

勉強、恋愛、仕事、筋トレ、ダイエット、お金のやりくりなど、予定通りに事が運ばないのが普通です。

上記でも書きましたが、青チャートの解法暗記にしても、

1日5題×30日×6ヶ月=900題暗記

みたいな計画を立てても、100%破綻します。

(やってみるとわかります。)

そもそも論、数学の解法なんて一発で頭に入るものでもないですし、時間が経つと忘れていくので、こまめに復習も必要になります。

また、1日30題ずつ暗記するという計画を立てる人もいますが、これもハッキリ言って無謀です。

まず間違いなく頭がパンクします。

  • 計画は必ずゆとりをもって立てよう

人間、無理や無茶は長く続きません。

どうしてもやる気の出ない日もあります。

学校・部活やバイト先、人間関係やなんかで、嫌なこともあるでしょう。

そんな日は勉強なんて手につかないと思います。

そういう日もあることを勘定に入れて、ゆとりを持たせた計画を立てて下さい。

あと、個人的なアドバイスになりますが、計画がうまくいかなくても落ち込まないでくださいね。

大人になると計画通りにいかないことなんて当たり前なので、みなさんくらいの年齢の方ならなおさらです。

うまくいかなかった計画は、また立て直せばいいだけですので。

とにかく今すぐに青チャートの解法暗記を始めてください!

これを読んでいる人が、どういった立場の人であれ、どんな状況であれ、大学受験の科目に数学が含まれていて、青チャートやFocus Goldなどで解法暗記に取り組もうと考えているなら、

今すぐ始めてください!!

余裕をこいて、

  • 3年生になったら始めよう!
  • 部活が終わってからでいいや!

などと考えていると、秋以降間違いなく泣かされます!

分量も多いし、難しい問題もあるし、本当に本当に本当に大変です!

  • 詰め込みは通用しない!

数学は解法暗記が終わってからがスタートラインみたいな科目です。

覚えた解法たちを武器として、試験に挑むものだからです。

なので中途半端な詰め込みオンリーでは、共通テストでも二次試験でも通用しません。

秋以降に過去問や演習を積むための時間を確保するためにも、解法暗記はなるべく早く始めて、できるだけ早い時期に終わらせるようにしましょう!

  • 絶対に最後まであきらめるな!!

それともう一つ!

散々大変だ大変だと脅かしましたが、それでも

最後まで絶対にあきらめないでください!

たしかに数学の解法暗記は辛くて苦しいですが、受験で高得点を狙うのなら避けては通れません。

ただ逆に言うと、これさえやり切ってしまえば、後がかなり楽になります。

他の受験教科・科目でもここまでキツイものはそうそうないので、こいつさえ片付けてしまえれば、受験計画にもかなりの余裕が生まれるハズです。

これから数学の解法暗記を始める人は本当に大変だと思います。

ですが、気持ちを強く持って、絶対に最後まであきらめないで頑張って下さい!!!!!

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